【ノーカット郡山市長選挙・第一声全文】新人・大坂佳巨候補(54)
任期満了に伴う郡山市長選挙は4月13日に告示され、新人4人が立候補しました。郡山市長選挙で新人同士が争う構図となるのは2005年以来、20年ぶりです。
福島中央テレビは、4月13日に始まった選挙戦のうち、候補者の第一声をそれぞれの記事でお伝えします。
大坂佳巨候補(54)【無所属・土木技術者】
本日、郡山市長選挙に大坂佳巨、立候補いたしました。手続きを無事に終えまして届け出番号4番で今回立候補することになりました。掲示板にいま4番に貼られていると思いますのでぜひご覧ください。
私大坂佳巨は郡山市に住みまして11年なんですけれども、そもそもは民主党の衆議員議員の秘書をしていまして、政権にあった東日本大震災、民主党が与党だった時、東日本大震災の原発事故の対応の悪さを見て、民主党の政権であることが本当に恥だった。周りの地元の選挙区の皆さん回っても、非常に非難ごうごうで、菅直人政権における原発事故の対応をみて、私はいつか東京を離れて、福島県に行って除染の活動をして、復興のことをしようと。もともと土木の経験がありましたので、11年前に郡山市に引っ越して、今でも住んでいますけれど、子どもたちは小学校・中学校を卒業して、この郡山でずっと生活をしてきました。
「今までの経済のルールを変えていかなければいけない」
そんななか、私は小さいころから、自分の子どもたちに何を教えてきたかというと、この将来、今のままではずっと景気が悪くなるに違いないと、30年前から考えていました。案の定、失われた30年ということで、失われてきたじゃないですか。私は30年前にそれを考えた。もしかしてこの未来、若者の未来が、このままの経済の常識では成り立たないんじゃないか。ずっと思ってきました。
ただ、私の時代ではそれが実現することは、もしかしたらまだ早すぎるのかなと思って、自分の子どもたちに、次の時代に委ねようと思って、その内容は選挙カーの看板にも書いている通り 腐るお金 減価する通貨 マイナスの通貨 という発想です。今までの経済のルールを変えていかなければいけない。でも国でやるのは大きすぎて難しい。郡山市のレベルならできるだろうと。私は考えておりました。
だけれどもまだ時代が早いから、子どもたちにそういうことを教えてきたんですけれど、やっと21歳になって、理解するようになったら、娘は今年の1月13日、自分の部屋で練炭で自殺しました。私の孫と一緒に。道連れにして。それが1月13日のことでした。大変ショックを受けまして。駅の向こう側の郡山斎場で遺体が安置され、毎日泣き叫んでいました。その自殺の原因は、将来の希望が見えない、若者に将来の不安がある、そうやって悩んでいましたし、彼女の同級生も同じようなことを言うんです。今の20代。
今までは高度経済成長時代とか、バブル時代とか、どんどん右肩上がりで上がっていたけれど、これからの未来、同じようなことがもう1回起きますか。起きないのであれば、新しい経済のルールを作って、どんどん潤滑に世の中を流していく、そういう風にしなければなりません。ですから私大坂佳巨は、腐るお金・減価する通貨、今までにない経済ルールを作ろうと提案しているわけです。