石破首相、江藤農水相を更迭する意向固める 後任に小泉進次郎氏有力視
石破首相は、「コメは買ったことがない」などと失言をした江藤農水相について、更迭する意向を固めました。
後任の農水相には、小泉進次郎元環境相が有力視されています。
これは複数の政府与党関係者が明らかにしたもので、石破首相は江藤農水相を更迭する意向を固めました。石破首相は周辺に、「これ以上はもたない」と話しています。石破首相は、このあと江藤農水相と直接面会した上で最終判断する考えです。
江藤農水相の進退について、石破首相はこれまで、「コメ価格の高止まりの解決に全力を挙げるべき」などと続投させる方針でしたが、野党側の追及や世論の反発の高まりを受け方針転換を迫られた形です。
野党側が江藤農水相の不信任決議案提出を検討する中、複数の政府与党関係者は「不信任案が可決される前に辞めさせる必要がある」と話しています。
石破内閣での閣僚辞任は初めてで、政権にとって大きなダメージとなります。
江藤農水相の後任は、コメ価格対策が急務なことなどから、農林水産行政に精通している人物を中心に進められていて、党の農林部会長をつとめた小泉進次郎元環境相が有力視されています。