石破首相、林長官らと対応協議 日米交渉にトランプ氏の参加意向受け
アメリカのトランプ大統領が関税をめぐる日米交渉に突然、参加する意向を示したことを受け、石破首相は急きょ林官房長官らと対応を協議しました。
林官房長官「トランプ大統領の発信がございましたので、その前提を加えて、いろいろな準備をさせていただいたところです。総理も交えて新たな状況に対する準備をいたしましたので、赤沢大臣ともコミュニケーションを取れてるというふうに思っています」
石破首相は、16日午後10時ごろから急きょ林長官や、外務省の担当者らと公邸で対応を協議しました。
アメリカに着いた赤沢大臣も、リモートで協議に加わりました。
トランプ大統領が交渉に参加する意向を示したことについて、石破首相は周辺に「話が違う。トランプ大統領が出るなら自分が行っていた」「赤沢大臣は答える権限がないという答えにとどまるだろう」と話していたということです。
また、ある政権幹部は「びっくりした、驚いた。苦しい立場になった」、別の政権幹部は「交渉がますます見通せなくなった」と話しています。