復旧・復興の志半ばで…林前氷見市長亡くなる すい臓がんで闘病も
氷見市の前市長の林正之さんがきのう亡くなりました。68歳でした。
林さんは、市長として能登半島地震からの復興にあたりましたが、病気のため去年11月に辞職していました。
氷見市の林正之前市長は、去年夏、自らがすい臓がんのステージ4であることを公表し、去年11月に市長を辞職していました。
その後、治療に専念していましたが、市によりますときのう午後9時10分に亡くなりました。68歳でした。
林さんは2017年に市長に初当選し、2期目の途中だった去年1月、能登半島地震が発生しました。
大きな被害を受けた氷見市の復旧と復興に取り組んでいた最中に病気が判明し、志半ばで市長を退きました。
退任式での林前市長
「この氷見市の未曽有の大災害からの復旧こそが、まさに、私に与えられた使命であると。任期途中で退任せざるを得なくなったことは、痛恨の極みでありまして、市民のみなさまには大変申し訳なく思っております」
林前市長の通夜はあさって、告別式は今月12日に市内の葬儀場で営まれ、後日お別れの会も予定されています。
氷見市の菊地市長は「心よりご冥福をお祈り申し上げます。氷見市の更なる発展に全力で取り組んでいきます」とコメントしています。