自民党富山市連は、きょう常任総務会を開き、現職4人が落選した先月の富山市議会議員選挙の総括などを行いました。

また、現在空席となっている衆議院富山1区の支部長を再び田畑議員とするかどうかについては厳しい意見が出たということです。

助田記者がお伝えします。

けさ開かれた自民党富山市連の常任総務会。

市選出の県議や富山市議が出席し、冒頭以外は非公開で行われました。

あいさつした中川忠昭支部長は今年夏に行われる参議院選挙への危機感をにじませました。

自民党富山市連　中川忠昭支部長
「前回の総選挙の結果、そしてこの前の市議会議員の選挙結果をうけるとですね、大変、参議院選挙は厳しいわけでございまして、分かりやすく言うと追いついて追い越さなければいけない状況があるということでございます」

先月行われた富山市議選で自民党は現職4人が落選する厳しい結果となりました。

中川支部長は「政治とカネの問題を引きずり他党の風がかなり強かった」と総括したということです。

一方で、出席した議員からは…

「自民党への不信感が今回の市議選に現れた。党がしっかりしないと参院選は負ける」

また、旧富山市が選挙区の衆議院富山1区選出の田畑裕明議員による無断・架空の党員登録問題を受けて、富山1区の支部長は現在、空席となっています。この支部長選任についても意見が交わされました。

中川忠昭支部長
「議論というよりも、みなさん方から意見を聞いたということです。細かくは言いませんけど、厳しい意見がたくさんあったということです」

神林賢範記者
「すなわち田畑さんに対する厳しい意見があったという認識でよいか？」

中川支部長
「そういうふうに認識されて結構だと思います。」

関係者によりますと、出席者からは「田畑議員を支部長には選任できない」という意見も出たということです。

富山市連は、1区の支部長選任についてはきょう出た意見も踏まえスケジュールを検討していくとしています。