大型連休中も熱い舌戦 石川県議補選“迫る投開票” 新人と元職の一騎打ち
現職県議の死去に伴う、石川県議会議員補欠選挙の羽咋市羽咋郡南部選挙区では、投開票が11日に迫っています。大型連休中の両陣営の訴えを追いました。
新人と元職の一騎打ち。両陣営、大型連休中も訴えに声をからしていました。
5月5日。
宝達志水町の前町長で新人の宝達典久候補は、羽咋市の中心部をはじめ、山間部の小さな集落まで駆け回っていました。
宝達 典久 候補:
「西田先生や稲村先生、馳知事、こういう信頼される関係の中で、しっかりと復旧復興の手立てが進められてきた。国と県と地域の信頼の関係、これを繋いでいくために私は精一杯、立場を変えて頑張っていきたい」
亡くなった稲村氏の後継として、国や石川県とのパイプの太さを訴えます。
同じ日。
元職の本吉浄与候補は、地元・羽咋市を中心に、休日の千里浜近くや住宅地などを精力的に回っていました。
本吉 浄与 候補:
「地元の世話役の言うことではないから放っておけというような政治は絶対に間違っています。私の政治姿勢、そして力の源泉は住民の方々の思いと力でございます。それを私に集めていただいて、それを力に県政に上がって議論していく、形にしていく」
3期12年の県議としての実績と、県民に寄り添った政治を訴えます。
羽咋市から宝達志水町まで街宣車を走らせ、政策を訴える両候補。
重視するのは、共に能登半島地震からの復旧復興や防災対策。そして、子育て支援の拡充や千里浜の保全対策を始めとした地域の魅力作りです。
宝達 典久 候補:
「(被災した)会館の再建や町の造成等にも取り組んできた。これについても町だけではできない、そんな大きな仕事でございます」
本吉 浄与 候補:
「きのうまで地震前までの生活をなんとしてでも取り戻す。明日以降も豊かで平穏な暮らしをしていく」
能登を地盤とする国会議員や支持する県議らも駆けつけ、熱い戦いを展開しています。
宝達陣営 自民党・西田 昭二 衆院議員:
「独りよがりの政治では駄目です。しっかりと手を携えて、故郷のために一生懸命働いてくれる宝達候補に、ぜひとも県政に送り出して、頑張っていただこうではありませんか」
本吉陣営 県議会・吉田 修 県議:
「相手候補の方は、国、県、市町のパイプと簡単なことを言っているけれど、1期目で出て行っても何もできない。(本吉候補は)県議を3期した、羽咋市、宝達志水町の財産ですよ。この財産を磨きをかけて、次の時代までつないでいただきたい」
「ガンバロー」