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8年ぶりとなる注目の米子市長選挙が終盤 争点の1つである市役所本庁舎の借地問題 3人の候補それぞれの主張は 鳥取県米子市

2025年4月18日 18:46
8年ぶりとなる注目の米子市長選挙が終盤 争点の1つである市役所本庁舎の借地問題 3人の候補それぞれの主張は 鳥取県米子市

4月20日に行われる米子市長選挙には、現職と新人合わせて3人が立候補しています。8年ぶりとなる注目の選挙戦終盤を迎えています。

米子市長選挙に立候補したのは、いずれも無所属で届け出順に、
元自動車学校職員の門脇由氏(39)
元鳥取県議会議員の山川智帆氏(47)
3度目の当選を目指す伊木隆司氏(51)の3人です。

家族や知り合いの支持を得て今回初めての選挙に挑んだ門脇氏。元自動車学校教習指導員で漫画家としても活動した異色の経歴を持ちます。
選挙カーの拡声器を使った連呼は行わず、主につじ立ちやSNSを通じて幅広い支持拡大を図っています。知名度不足が課題ですが、米子駅前開発の中止や市民税の5パーセント減税、義務教育や保育料の完全無償化などを訴えています。
門脇氏は、特に若年層を中心にした浸透を目指しています。

米子市長選挙の出馬は、8年前に続き2回目となる山川氏。市民との対話を重視した政治を目指し、駅前に市役所や買い物機能を集約する構想や医療を活かしたまちづくりなどを訴えています。
県議会議員の実績や経験によって知名度も高くなった山川氏。年代や地域を越え、現市政の批判票の受け皿を狙います。
山川氏は政党などの推薦は受けず草の根活動で支持を訴えています。

自民、公明など41団体の推薦を受けて3期目を目指す伊木氏は、市内3か所で総決起集会を開催。2期8年の実績を強調し米子から地方創生を推進していくと意気込んでいます。
選挙選では、歩いて楽しいまちづくりの継続、教育・子育て環境、交通基盤の充実などを訴えています。
伊木氏は、強固な組織を活かした選挙戦を展開しています。

今回の市長選挙の争点の1つが市役所本庁舎の借地問題です。年間の借地料は、駐車場含めて6500万円以上。
また、本庁舎も老朽化していて移転か大規模改修するかが課題となっています。
この課題について3人の候補は、それぞれの主張を展開しています。

長年の懸案だった市役所本庁舎の借地問題の行方、そして駅前開発の在り方、今後のまちづくりは。山陰の商都の今後を占う注目の米子市長選挙。投開票は、4月20日(日)です。

最終更新日:2025年4月18日 18:46
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