夏に控える参議院選挙。新人は地元であいさつ回り、現職は国会で総理を追及。政治決戦へ準備を進めています。

会場に用意された牛乳。酪農生産者でつくる政治連盟の集会が開かれました。

〈帆苅謙治県議〉
「オリンピック選手の中村真衣さんをひとつよろしくお願いしたい」

自民党の県議に紹介されて登場したのは夏の参院選への出馬と予定する自民党の新人・中村真衣氏です。

〈自民党　中村真衣氏〉
「私現役時代から牛乳は大好きでた。牛乳パワーをいただきながら選挙戦頑張っていきたいと思いますのでどうぞよろしくお願いいたします」

初めての選挙。オリンピックメダリストという知名度を強みとしたいところですが…

〈自民党　中村真衣氏〉
「自民党には逆風が吹き荒れております。私自身新人のひとりとしても最後の最後まで精一杯戦い抜けるように邁進していきたいと思っております」

自民党をめぐっては石破首相が新人議員に10万円の商品券を配っていたことが発覚。世論調査で石破内閣の支持率は政権発足以来、最低となりました。

〈自民党　中村真衣氏〉
「なかなか風は吹き荒れておりますけど、相手は現職の方ですし、私は私のやり方じゃないですけど、多くの皆様に中村真衣を知っていただけたらなと思って動いております」

中村さんのライバル。立憲民主党の現職・打越さく良氏です。先日、参議院の予算委員会で質問に立ちました。

〈立憲民主党　打越さく良氏〉
「選択的夫婦別姓を望む多数の声が日本中から届いています。世界の中で唯一日本人だけが人権侵害に耐え続けなければならないんです。そんな必要があるんでしょうか」

〈石破首相〉
「最初の自分の姓のままで生きたいんだという方、こういう方々の思いをどうやっていかすかということは政治の課題でございます」

訴えたのは選択的夫婦別姓制度の導入。石破首相に迫り2期目に向けて存在感を示しました。

〈立憲民主党　打越さく良氏〉
「女性の活躍、女性が多様な幸せを実感できる地方創生を掲げ続けるのであれば決断すべきではないでしょうか」

地元であいさつ回りを続ける新人と、国会で存在感を示す現職。夏の参院選へそれぞれの準備が進みます。

新潟選挙区にはこのほか、参政党の新人・平井恵里子氏も立候補を予定しています。