“ひめゆり発言”の西田議員「正しい歴史観を」 憤る館長「平和教育がめちゃくちゃだと言われた」 “歴史塗り替え”真偽は?
藤井キャスター
「今回の発言を、歴史の専門家はどう見ているのでしょうか?」
小栗委員長
「西田議員は『連合国・アメリカが正しいという間違った歴史観で歴史が塗り替えられた』と発言しています。沖縄戦後史を研究する沖縄国際大学の秋山道宏准教授に聞きました」
秋山准教授
「アメリカ軍も旧日本軍も住民にとって生活を脅かす存在で、どちらかの軍を称賛することはない。今回の発言は、証言の蓄積を軽視しているだけではなく、事実に基づかずに歴史の認識を批判している点で問題がある」
「沖縄戦や証言の蓄積の重要性を認識しないといけない。政治家としてのスタンスも問われるのでは」
藤井キャスター
「政治家のスタンスという点では、よく(アメリカの)トランプ大統領が『ただのジョークだった』とか『冗談が通じないな』といった責任をリセットする発言をしますが、たとえそれが冗談だったとしても、恐怖や憤りを感じる人は多くいます」
「言葉で一石を投じたその先に、どんな波が起きるのか。その発言に責任を持てるのか。導く立場にいる人こそ、大切にしてほしい姿勢だと感じています」
(5月8日『news zero』より)