江藤農水相「コメ買ったことない」発言 消費者から“あきれる”声
コメの高騰が続くなか、江藤農水大臣は講演で「コメは買ったことはない」などと発言したことについて釈明しました。消費者からは「庶民感覚がない」などとあきれる声も聞かれました。
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価格の高騰が続くコメ。スーパーの売り場では、たくさんのパンをかごに入れている人がいました。
「おコメはおいしいから食べたいけど、年金暮らしなものですから」
値段を気にしてコメを我慢する消費者もいるなか、18日に佐賀市で演説した江藤農林水産大臣の発言が波紋を広げています。
江藤農水相
「私が大臣になると、ろくなことが起こらない。コメでえらい目にあっている」
課題の備蓄米について、玄米のままにすれば流通のスピードが速くなるという話の流れで問題発言があったのです。
江藤農水相
「コメは買ったことはありません、正直言って。支援者の方々がたくさんコメをくださるので、まさに売るほどあります。私の家の食品庫には」
「大変なんですよ、コメをもらうというのも。(いただいたコメには)わざとじゃないでしょうけど、いろいろなものが混じっています、いろいろなものが」
「コメをもらうのも大変」だと話しました。この発言について、消費者に聞きました。
「コメいっぱいあるんだって自慢しているようで、ちょっと庶民感覚がないんじゃないですか」
40代
「残念ですね。私たちは一生懸命、おコメを探してやりくりしているのに」
70代
「回してくれないかしら、本当に。そういうこと言う自体が間違っているよね。みんな困っているのにね」
会社員(40代)
「売ってほしいね、売れるほどあるなら。めちゃめちゃうらやましい、ください」
70代
「もうちょっと謙虚な気持ちで配慮してほしい、一般の人の」
7人家族
「はかって食べてもらっています。お兄ちゃん350グラム、2番目のお兄ちゃん500グラム、おばあちゃん280グラムに分けて」
グラム単位でコメをはかっているだけに…
7人家族
「(江藤大臣が)うらやましいですね。一般市民というか、私たちの生活の本質を見抜いていないのかな、あきれちゃいますね」