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“泳ぎ不得意”と認識も…小4男子児童プールで溺れ死亡 市内の学校は水泳授業中止 高知

2024年7月8日 19:54
“泳ぎ不得意”と認識も…小4男子児童プールで溺れ死亡 市内の学校は水泳授業中止 高知

5日、高知の小学校のプールの授業中に男子児童が溺れ病院に搬送されましたが、亡くなりました。泳ぎが苦手だと学校側も認識していたといいますが、なぜ事故は起きてしまったのでしょうか。

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長浜小学校 中村仁也校長
「水泳の体育の時間内に児童が溺れて亡くなるという取り返しのつかない事故が起きてしまった。児童とご家族とご親族の方に本当に申し訳なく思っています」

高知市によると、事故が起きたのは5日の午前11時ごろ。高知市立長浜小学校の4年生の男子児童が水泳の授業中にプールで溺れ、病院に救急搬送されてその後、死亡しました。

子どもが亡くなった男子児童と同じクラスだという保護者は…

子どもが死亡した児童と同じクラス 保護者
「子どもが言うには、一緒にゲームしたり、サッカーが好きな子だった」

――身長はどのくらい?

子どもが死亡した児童と同じクラス 保護者
「うちの子と一緒ぐらい、120センチ未満」

身長120センチに満たなかったという亡くなった4年生の男子児童が亡くなったのは、小学校ではなく中学校のプールでした。

長浜小学校のプールはポンプの故障でプールが使えず、水深が10センチ以上深い近くの中学校で水泳の授業を行っていたといいます。

事故当日、授業は大きく二つのグループにわけて行われました。

男子児童を含む泳ぎが不得意なグループは、児童14人を教諭2人がプールの中からチェックしていたということです。

4年生がこのプールで授業を行うのは事故当日が3回目。実はこれまでの2回で、当該児童が不得意なグループの中でも泳ぎが苦手な子どもだったと学校側は認識していたといいます。

男子児童ら14人はプールの端につかまってバタ足の練習をしていたといいますが、校長によると教諭が1人ずつ指導していたため、当該の男子児童から目を離した瞬間があったということです。

男子児童はその間に溺れたといいます。

プールの中で何が起きていたのか。専門家は…

水難学会 斎藤秀俊理事
「プールの事故は2種類。1つはプールの深さを確認しないで飛び込んでしまった事故。もう1つが、歩いて深いところに行ってしまった(事故)」

ただ、今回の場合はそのどちらにも当てはまらないのではないかと話します。

水難学会 斎藤秀俊理事
「1つだけ言えるのは、思いもよらず深かった時は溺れる」

泳ぎが苦手と認識していた中で起きてしまった事故。事故を受けて高知市教育委員会は臨時の校長会を開き、高知市立の全60校の水泳授業を今年度は中止することを決めています。