記録的な豪雨に見舞われた石川県・能登半島。警察などによりますと石川県ではこれまでに7人が亡くなりました。6人の方が亡くなり4人の安否がわからなくなっている輪島市から中継です。

輪島市久手川町からお伝えします。3日前、この上流にあった住宅4棟が流され男性1人の遺体が見つかりましたが、3人の安否は今も分かっておらず重機で流木や土砂を慎重に取り除くなど、懸命な捜索活動が続いています。

安否が分からなくなっているのは中学3年生の喜三翼音さんのほか前川政二さん、井角祐子さんの3人です。生存率が急激に低下するとされる72時間が経過する中、喜三さんの家族は、24日も下流や海沿いで翼音さんの所持品など少しでも手がかりがないか、懸命な捜索を続けています。

喜三翼音さんの父親
「靴が片方あったが、本人の部屋のものがあまり見つからない。無事に見つかることに越したことはないが、とくかくどんな形でも見つかってほしい」

一方、大規模な土砂崩れにより一時は“孤立状態”となっていた珠洲市の大谷地区では、安否が分からなくなっている貞廣一枝さんの本格的な捜索が始まりました。住宅が土砂にのみ込まれた中、警察や自衛隊などが慎重に作業を進めていました。

近隣の住民「（隣の人は）助けてくれというような声が聞こえたらしい」

近隣の住民「無残やね、本当にひどい」

県内ではこれまでに7人が死亡、7人の行方や安否が分からなくなっていて一刻も早い救出が望まれます。