埼玉・深谷市の突風被害「ダウンバースト」の可能性 建物や窓ガラス破損など12件の被害
17日夜、埼玉県深谷市で発生した突風被害について、熊谷地方気象台はこの突風が竜巻ではなく、「ダウンバースト」と呼ばれる現象である可能性が高いと発表しました。
埼玉県によりますと深谷市で17日午後8時前に発生した突風ではケガ人はいませんでしたが、建物や窓ガラスの破損など12件の被害が確認されたということです。
この突風の原因について気象台が調査した結果、「ダウンバースト」である可能性が高いことがわかりました。
「ダウンバースト」は上空の発達した積乱雲から冷たい空気が一気に下降しておこる突風で、竜巻にみられる渦が移動する目撃情報が無かった事や、被害の痕跡に発散性がみられることなどからダウンバーストと判断したということです。
瞬間的には風速35メートル程度の風が吹いていたとみられます。