「大崎事件」最高裁は再審認めず…弁護士「判事の矜持疑わざるを得ない」
46年前、鹿児島県大崎町で男性の遺体が見つかったいわゆる「大崎事件」で、殺人などの罪で服役した原口アヤ子さんについて、最高裁は、再審=裁判のやり直しを認めない決定をしました。
原口アヤ子さんは、1979年に義理の弟を殺害した罪などで10年間、服役しましたが、一貫して無実を訴えています。
4度目となる今回の再審請求で、1審の鹿児島地裁と2審の福岡高裁宮崎支部は再審を認めず、弁護側はこれを不服として最高裁に特別抗告していました。
最高裁は、「新証拠はいずれも確定判決の認定に合理的な疑いを生じさせるものではない」として、裁判のやり直しを認めない決定をしました。
鴨志田祐美弁護士「最高裁の判事の矜持を疑わざるを得ないと私は正直いま、この決定を読んで思っています」
弁護団は、5度目の再審請求をすることも今後検討していくということです。
最終更新日:2025年2月26日 17:48