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春から屋内でも「マスク不要」で調整 飲食店などは…「もっと強く言ってもらわないと外せない」

2023年1月21日 1:42
春から屋内でも「マスク不要」で調整 飲食店などは…「もっと強く言ってもらわないと外せない」

政府内では、この春には屋内でもマスクを原則不要とする方向で、調整が進められています。「news zero」は、「屋内でマスク不要」となった場合にどうするか、アンケートを実施しました。飲食店などにも対応について聞くと、「2か月は様子見したい」といった意見も聞かれました。

■屋内でのマスク着用「原則不要」で調整 「news zero」がアンケート

岩本乃蒼アナウンサー
「20日、岸田首相が『マスク着用の考え方を見直していく』と発言しました。政府内では、この春にも屋内でのマスク着用について、『原則不要』とする方向で調整が進められているんです。これは、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけを現在の『2類相当』からインフルエンザと同じ『5類』に引き下げるのに合わせてのことです」

「マスクについては気になる人も多いと思いますが、『news zero』は20日夜、ツイッターでアンケートを行いました。仮に春から『屋内でマスク不要』となった場合にどのような行動をとるか、『外す』『外さない』『様子を見る』の3つの選択肢から選んでもらいました。村上さんだったら、どれを選びますか?」

村上茉愛さん(東京五輪体操銅メダル(個人ゆか)・日本体育大学体操競技部女子コーチ)
「外すことに対してはそこまで抵抗はないですけど、試合が近いとか、大事なタイミングの前はちょっと考えますし、『外さない』というよりは、“外せない”というニュアンスのほうが近いのかなと思いますね」

岩本アナウンサー
「アンケート結果ですが、『外さない』が48%と約半数になりました。理由について見ていきます。『ここ数年はずっとマスク生活だったので、外すのに抵抗がある』『つい最近まで家族全員で感染していたので、まだまだマスクは大事』と慎重な意見がありました。『外す』と答えた人からは、『顔の見えないコミュニケーションは不便』といった意見もありました」

■飲食店などはどう対応? 「政府にもっと強く言ってもらわないと…」

岩本アナウンサー
「では、実際に春から“マスク不要”となった場合、電車や飲食店、美容院やライブハウスはどう対応するのか、聞いてみました」

「首都圏の鉄道会社は『基本的には、国のガイドラインに従って対応する』ということです。都内にある飲食店は『お客様に委ねる』としつつ、従業員に関しては『“着用すべき”という風潮があり、慎重に考えたい』ということです。都内の美容院も一緒で、『外すのはすぐには無理。この3年で接客のマナーになっているので、政府にもっと強く言ってもらわないと従業員は外せない』としていました。都内のライブハウスは『コロナ前の日常への第一歩』と喜びつつも、『2か月は様子見したい』という意見が聞かれました」

村上さん
「私もみなさんの意見と同じです。この3年間、マスクが当たり前の生活を過ごしてきたので、いきなり明日から『外していいよ』と言われても、すぐ変わるかというと、ちょっと難しいのかな…とも思います。『外す』『外さない』を自分で決めるというのも、もちろんいいと思いますが、そういうことも気にせずに外せる状況に早くなればいいなと思いますね」

岩本アナウンサー
「(屋内マスク不要は)『この春にも…』ということですが、具体的な日程については今後、議論していくとしています」

(『news zero』より)