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社会
2010年3月31日 0:29

賃金未払い問題、鹿児島・阿久根市長を告発

賃金未払い問題、鹿児島・阿久根市長を告発
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 鹿児島・阿久根市の竹原信一市長が懲戒免職にした男性職員への未払い分の賃金を支払っていない問題で、男性の弁護団は30日、労働基準法に違反するとして、竹原市長と阿久根市を刑事告発した。

 この問題は、庁舎内に張り出された職員給与の紙をはがしたとして懲戒免職の処分を受けた男性職員(45)に対し、裁判所が処分の効力停止と未払い分の賃金の支払いを命じたもの。しかし、阿久根市は竹原市長の指示で男性に給与を支払っていない。

 これについて、男性職員の弁護団は「裁判所の判決に背いて賃金を払わず、今後も未払いの意思を継続しているのは労働基準法に違反している」として、30日午前、竹原市長と阿久根市を鹿児島地検に告発した。告発状では「竹原市長は法律に基づいて行政を行う立場にありながら、裁判所の決定に背き、男性職員を苦しい立場に追いこんでおり、厳しく裁かれるべき」などと主張している。

 一方、竹原市長は「仕事をしていない人に市民の税金から給与を払うは、市民への背任になる。『仕事をしないで金をよこせ』と、『公務員の身分だから』という発想が公務員の皆さんにあるということが一番の問題だと思う」と述べた。

 この問題をめぐっては、判決後、阿久根市の口座から未払い分の給与など約220万円が差し押さえられていて、4月2日にも男性職員に支払われるという。