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社会
2010年4月9日 18:06

国に密約文書の開示を命じる~東京地裁

国に密約文書の開示を命じる~東京地裁
(c)NNN

 沖縄返還をめぐり、日本政府がアメリカ政府と交わしたとされる密約文書の公開を求めた裁判で、東京地裁は9日、国に対し、密約文書の開示を命じる判決を言い渡した。

 この裁判は、沖縄返還をめぐり、アメリカ軍基地の撤去費用を日本が肩代わりするなどの密約があったとして、ジャーナリストらが、当時、密約があったことを示す外交文書を公開するよう国に求めているもの。

 9日の判決で、東京地裁は「密約文書はない」とする国の主張について、「外務省や財務省は文書を保有していた」と認定した。その上で、「文書の内容は、日本が国民に知らせないままに、費用の負担をアメリカとの間で合意していた密約を示すものだ」と指摘し、国に対して密約文書の開示を命じる判決を言い渡し、原告側の全面勝訴となった。

 当時の密約について、東京地裁は「『アメリカから沖縄を金で買い戻す』という印象を持たれたくないと考えた日本政府は、国民に秘匿する必要があった」と述べている。

 岡田外相は、控訴も検討すると述べた。