鎌倉時代から続く奇祭「笑い講」行われる
全国でも珍しい年忘れの奇祭「笑い講」が5日、山口・防府市で行われた。
笑い講は、防府市に800年以上前の鎌倉時代から続くとされる祭りで、この地区を開いたという21軒の農家の子孫が毎年持ち回りで開いている。
今年は「頭屋」の原田良一さんの家に「講員」と呼ばれる参加者たちが集まり、太鼓の音に合わせて2人1組で3回ずつ大きな笑い声を披露した。1回目は今年の豊作を喜んで、2回目は来年の豊作を祈って、3回目は今年の苦しかったことや悲しかったことを忘れるという思いがこめられている。
18日には、「笑顔のまち・防府」を広めようと、初の試みとなる笑い講の世界選手権が防府市で行われる。