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社会
2010年12月15日 4:18

来年度の年金支給額、据え置きでの調整指示

 今年一年に物価が下がったことを受けて、細川厚労相は14日午前、来年度の年金の支給額を5年ぶりに引き下げる方針を示した。しかし、夜になって、政府は急きょ方針を変え、引き下げを凍結するよう指示した。

 細川厚労相は14日午前の会見で、物価が下がったのに連動して、来年度の年金の支給額を引き下げる方針を示した。しかし、5年ぶりの引き下げとなることに対し、来年の統一地方選挙を見据える民主党からは「高齢者に配慮すべき」という声が上がった。このため、菅首相は14日夜、細川厚労相を急きょ呼び、支給額を据え置く方向で調整するよう指示した。

 年金の支給額は、前年の物価によって決めるよう法律で定められている。今年の物価は、基準となる05年の物価を下回ると見込まれることから、来年度は、国民年金が満額で支給されている場合、支給額が1か月あたり200円減る見込みだった。支給額を据え置くには、新たに400億円の予算と来年の通常国会で国民年金法の改正を行う必要があり、政府は難しい調整を迫られる。