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社会
2011年3月25日 18:34

被ばく現場 通常の1万倍の放射線検出

被ばく現場 通常の1万倍の放射線検出
(c)NNN

 福島第一原子力発電所3号機で、24日に被ばくした作業員らがいた場所では一時間当たり400ミリシーベルトの高いレベルの放射線が検出されたことがわかった。これは、原子炉内に通常ある水の放射線量の1万倍になる。

 作業員らは24日、原子炉建屋の隣のタービン建屋の地下で、高いレベルの放射線に被ばくした。3人は一時、福島市の病院に搬送されたが、25日には千葉市の放射線医学総合研究所(=放医研)に搬送され、より精密な検査を受けることになった。

 3人が作業していた場所の水たまりの表面を調べたところ、一時間当たり400ミリシーベルトの高いレベルの放射線が検出された。この値は、原子炉の中に通常ある水の放射線量の1万倍になる。

 これほど高いレベルの放射線が検出された理由について、経産省の原子力安全・保安院は「圧力の弁が緩んでいたり、原子炉から伸びている管などが一部で破損したりして、原子炉内の水が漏れ出している可能性がある」と指摘した。保安院は「東京電力」に対し、作業上の放射線に対する危機管理を徹底するよう、あらためて指導した。

 現在、作業員が被ばくした3号機では安全確保のために排水作業が行われており、その後に電源復旧作業を再開する方針。