石川県能登半島を襲った記録的な豪雨で、住宅4棟が流された輪島市久手川町で25日、新たに女性の遺体が見つかりました。中継です。大野さん。

遺体が見つかった現場の近くでは、現在も川が大きな音をたてて流れています。

住宅4棟が流され、25日朝も自衛隊、警察、消防などが懸命の捜索が続いていました。午前9時過ぎ、深さ1メートルほどの土砂の中から、女性の遺体が見つかりました。

輪島市久手川町では、住宅4棟が流され、これまでに男性1人の遺体が見つかり、3人の安否が分からなくなっていました。安否が分からなくなっているのは、中学3年生の喜三翼音さん、前川政二さん、井角祐子さんの3人で、遺体は喜三さんと井角さんのいずれかとみられます。

一方、大規模な土砂崩れが起きた珠洲市の大谷地区では24日、土砂の中から女性の遺体が見つかり、安否が分からなくなっていた貞廣一枝さんと確認されました。これで、豪雨による死者は9人になりました。

24日で、生存率が急激に低下するとされる72時間を過ぎましたが、いまだ安否がわからない人が残っていて、懸命の捜索が続いています。