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2号機地下水の放射性物質濃度、17倍に

2011年4月15日 12:48
2号機地下水の放射性物質濃度、17倍に

 福島第一原子力発電所2号機のタービン建屋の下にある地下水に含まれている放射性物質の濃度が、6~13日の1週間で約17倍になっていることがわかった。

 「東京電力」が13日に1号機と2号機の地下水を調べたところ、1号機の地下水では、放射性ヨウ素131の濃度が一立方センチメートルあたり400ベクレルで、6日に比べて約6倍になっていた。また、2号機の地下水も6日の約17倍の一立方センチメートルあたり610ベクレルになっていた。これは、通常運転している時に原子炉の中にある水とほぼ同じレベルの濃度だという。東京電力は、2号機のタービン建屋などにたまっている高濃度の放射性物質を含む汚染水が漏れ出ている可能性もあるとみている。

 東京電力は、これまで週に1回だった地下水の調査を3回に増やして監視を強化するという。