つくば市、福島の転入者に放射能検査を要求
茨城・つくば市が、福島第一原子力発電所の周辺から転入する住民に、放射能検査を受けることを求めるよう担当職員に指示していたことがわかった。
つくば市は、福島第一原発の周辺住民が転入を希望した場合、放射能に汚染されたかを調べるスクリーニング検査の結果の提出を求めたり、提出できない人には保健所で検査を受けたりすることを求めるよう窓口の職員に指示していた。指示は、先月17日に市民課長の名前で市内6か所の窓口センターに出された。しかし、実際に検査が必要な人はいなかったという。
つくば市は「不適切だった」として指示を撤回し、「市民に無用な不安を与えない目的だった」と説明している。