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2日前のもの監視すべきだった~地震予知連

2011年4月26日 23:59

 地震の研究機関などで構成される地震予知連絡会は26日、臨時の会合を開いた。この中で、東日本大震災の2日前に発生した地震について、さらに注意深く監視する必要があったとの意見が出された。

 26日に開かれた地震予知連絡会では、国土地理院から「大地震の前兆現象と判断できる顕著な地殻変動は確認できなかった」と報告された。一方で、出席した委員からは、東日本大震災の発生2日前に北東へ約40キロ離れた海域で発生したマグニチュード7.3の地震について「その後の巨大地震に結びつくとは思わなかった。注意深く監視する必要があった」という意見が出された。

 予知連・島崎邦彦会長は「大津波を伴う巨大地震の前兆を捉えるために、日本周辺にある海溝付近の海底の地殻変動調査を重点的に進めていきたい」と述べた。