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2011年4月28日 8:33

「水棺」作業準備 圧力容器内の温度下がる

「水棺」作業準備 圧力容器内の温度下がる
(c)NNN

 福島第一原子力発電所では、原子炉を水に浸す「水棺」と呼ばれる作業の準備が27日に1号機で始まり、原子炉へ送り込む水の量が増やされた。異常はなく、圧力容器内の温度も少しずつ下がっているとみられる。

 この作業は、燃料棒が入った圧力容器を覆う格納容器に水を満たし、圧力容器そのものを冷やすもので、「水棺」と呼ばれている。「東京電力」は、圧力容器に送り込んだ水が漏れて格納容器にたまっていくのを利用し、27日から注水量を大幅に増やして、異常がないか調べている。これまでに異常はなく、圧力容器内の温度も少しずつ下がっているとみられることから、東京電力は今後、さらに注水量を増やして「水棺」作業を本格化させたい考え。

 一方で、施設内にたまっている汚染水を浄化する方法が明らかになった。汚染水から油の成分を分離した上で、アメリカとフランスの企業が提供する2種類の装置で放射性物質を取り除き、塩分を除いた状態にして、原子炉の冷却に利用するという。東京電力は、この方法で汚染水の処理を年内に終えたいとしている。