福島市産のキャベツなど、出荷制限を解除
政府は11日、福島県の一部地域のキャベツやブロッコリーなどに指示していた出荷制限を解除した。検査の結果、いずれの地域でも3回連続で放射性物質が国の暫定規制値を下回ったため。
出荷制限が解除されたのは、キャベツは、福島市、二本松市、伊達市、本宮市、白河市、桑折町、国見町、川俣町(山木屋区域を除く)、矢吹町、棚倉町、矢祭町、塙町、大玉村、西郷村、泉崎村、中島村、鮫川村。
ブロッコリーは、郡山市、須賀川市、田村市(福島第一原発から半径20キロ圏内を除く)、鏡石町、石川町、浅川町、古殿町、三春町、小野町、天栄村、玉川村、平田村。
ほうれん草は、会津若松市、磐梯町、猪苗代町、喜多方市、西会津町、会津美里町、会津坂下町、柳津町、三島町、金山町、南会津町、下郷町、只見町、北塩原村、湯川村、昭和村、檜枝岐村。
なお、カブに対する出荷制限がいったんは解除された福島市で、9日に採れたカブから国の暫定規制値(500ベクレル)を超える570ベクレルの放射性セシウムが検出されたが、厚労省は、福島市や近隣の市や町での検査データを集めた上で、再び出荷制限を指示するか判断するという。