社会
2011年5月22日 16:32
1号機原子炉建屋の放射線画像を公開~東電

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「東京電力」は22日、福島第一原子力発電所1号機の原子炉建屋内の放射線を特殊なカメラで撮影した画像を公開した。
公開されたのは、放射線の一種であるガンマ線の量を撮影した画像で、青色から赤色になるにしたがって高い放射線量を計測したことを示している。撮影されたのは、1号機原子炉建屋の南側で、線量が高いのは2階部分だという。
福島第一原発では20日、作業員4人が1号機の原子炉建屋1階に入り、建屋南側の40メートルの区間をカメラを操作しながら往復し、約1時間半かけて撮影を行った。
22日は他に、もう一か所で撮影した写真も公開され、こちらも原子炉建屋2階部分の放射線量が高かったという。ただ、具体的に何が原因で線量が高いかはわからないという。
東京電力は、1号機に原子炉の冷却設備をつくることにしており、今後、放射線量の高い場所には遮蔽(しゃへい)工事を行うなどして作業環境の改善を急ぐことにしている。