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6日間の放射性物質の放出量、約2倍に修正

2011年6月7日 1:02
6日間の放射性物質の放出量、約2倍に修正

 福島第一原子力発電所の事故で、経産省の原子力安全・保安院は6日、事故から16日までに放出された放射性物質の量を、これまでの試算の約2倍に修正した。

 保安院は6日、東日本大震災が発生した3月11日から16日までに大気中に放出されたヨウ素131とセシウム137の量は77万テラベクレルと修正した。4月に試算した値の約2倍になり、2号機からの放出経路を再検証した結果だとしている。これはチェルノブイリ原発事故の7分の1にあたる量。

 また、保安院は、1号機は地震発生から約5時間後、2号機と3号機は約80時間後に、溶け落ちた燃料が圧力容器を損傷したとみられると発表した。1号機では「東京電力」の分析より約10時間、2号機では約29時間早くなっているが、保安院は「分析方法が違うためで、メルトダウンに至る経緯は大体一致している」と説明している。