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社会
2011年6月9日 22:30

地殻変動で3断層の大地震発生確率が上昇

 東日本大震災で起きた大規模な地殻変動によって、全国にある110の主要な活断層のうち、3つの活断層で大地震が発生する確率が高くなったことがわかった。

 政府の地震調査委員会は、毎年、全国にある110の主要な活断層について規模や確率とともに、次に大地震が発生する可能性を公表している。

 地震調査委員会によると、東日本大震災に伴う地殻変動により、糸魚川-静岡構造線断層帯にある長野県の「牛伏寺断層」、東京都西部から埼玉県にかけてある「立川断層帯」、福島・浜通り地方の「双葉断層」で大地震が発生する可能性が高くなったという。

 東日本大震災では、牡鹿半島の観測点が東方向に約5メートル移動するなど、中部地方から東北地方にかけての広い範囲で地殻変動が確認されている。それぞれの断層の形状は異なるものの、大規模な地殻変動の発生によって活断層の断層面の摩擦が少なくなるなどしたことで大地震が起きる可能性が高くなったという。

 今年1月時点では、糸魚川-静岡構造線断層帯の「牛伏寺断層」を含む区間で想定される地震の規模は、最大でマグニチュード8程度、50年以内に発生する確率は20%、立川断層帯はマグニチュード7.4程度で、50年以内の発生確率は最大で4%、双葉断層はマグニチュード6.8から7.5程度で、50年以内の発生確率はほぼ0%とされていた。

 地震調査委員会によると、3つの活断層で具体的にどの程度確率が上昇したかはわからないという。