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2011年6月13日 0:48

浄化装置の本格稼働、予定より遅れる見込み

浄化装置の本格稼働、予定より遅れる見込み
(c)NNN

 福島第一原子力発電所で、増え続ける放射性物質を含む汚染水を浄化するための装置は、配管からの水漏れや弁の不具合があったことから、本格稼働が当初予定から数日遅れることになった。

 不具合が見つかったのは、アメリカ「キュリオン」製のセシウム吸着設備のうち、油分などを除去する装置の近くにある弁。「東京電力」は、弁の開閉状態に不具合があったとみていて、制御装置などを確認するとしている。この設備では、10日にも十数か所の配管から水漏れが見つかっていた。浄化装置の試験運転に5日程度かかることから、東京電力は、装置の本格稼働について、当初予定していた15日から、数日遅れるとしている。

 一方、2号機と3号機の取水口付近のシルトフェンス内側で5月中旬に採取した汚染水から、国の定める限度の最大240倍となる放射性ストロンチウムが初めて検出されたことがわかった。また、1号機と2号機の地下水を排水する設備からも、初めて放射性ストロンチウムが検出された。東京電力は、周囲に飛散した放射性物質が地下水に流れ込んだのではないかとみている。