社会
2011年6月14日 4:07
新たに東電社員6人、被ばく上限超え

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「東京電力」は13日、福島第一原子力発電所で働く作業員のうち、新たに6人の社員が、緊急時の限度量である250ミリシーベルトを超えて被ばくしていたと発表した。
東京電力が13日に暫定検査の結果を厚労省に報告したところによると、20歳代から50歳代の男性社員6人が、内部被ばくと外部被ばくを合わせた放射線量で、緊急時の限度量である250ミリシーベルトを超えていた。最も多い人は上限の約2倍となる497.6ミリシーベルトだった。
6人は、中央制御室の当直長や放射線管理の担当者などで、いずれも3月に水素爆発が起きた際、作業中だったという。6人は今後、別の施設でより詳しい被ばく線量を調べることになっているが、厚労省は6人から直接話を聞いて、被ばくした時の状況を調べる方針。
先週、600ミリシーベルトを超える被ばくをしていたことがわかった社員2人を含め、上限値を超えたのは計8人となった。