内部被ばく、最大でも1ミリSv未満
福島第一原子力発電所の事故を受けて、福島・浪江町などの住民が体内に取り込んだ放射性物質から受ける内部被ばくの放射線量が、最大でも1ミリシーベルト未満であることがわかった。
この検査は「放射線医学総合研究所」が、浪江町などの住民ら122人に対し、体内に取り込んだ放射性物質から受ける内部被ばく線量を調べるために行ったもので、このうち109人の結果が判明した。この結果、20歳以上では50年間、20歳未満では70歳になるまでにわたり、受ける内部被ばく線量は最も高い人でも1ミリシーベルト未満だったという。
放射線医学総合研究所は、「今回の結果から大きな健康被害は考えられない」と話している。