牛丼店強盗9割がすき家 警察庁が改善要請
牛丼チェーン店を狙った強盗事件のうち、9割が「すき家」に対するものであることから、警察庁は、防犯対策を強化するよう異例の要請を行った。
警察庁によると、牛丼チェーン店を狙った強盗は、今年1月から9月末までに71件発生しているが、うち9割にあたる63件がすき家に対するものだったという。すき家が狙われる理由は、夜間にアルバイト店員が1人ということや、レジが出入り口近くにあることなどが挙げられる。
警察庁は去年11月、すき家の運営会社「ゼンショー」に対し、防犯対策の強化を口頭で要請したが、今年6月に調査したところ、ほとんどの店で改善が見られなかった。このため、あらためて夜間の勤務体制の強化など改善策を取るよう、責任者を呼んで文書で異例の要請を行った。
すき家側は「店ごとの状況に応じて対応する」とコメントしている。