新年を仮設住宅で迎えた被災者にも年賀状

1日、全国の郵便局で年賀状の配達が始まり、新年を仮設住宅で迎えた東日本大震災の被災者にも年賀状が届けられた。
津波で家を失った19世帯53人が入居している漁火パーク応急仮設住宅(宮城・気仙沼市唐桑町)には、1日午前10時半頃、郵便配達員が一軒一軒を回り、年賀状を届けた。
仮設住宅の入居者からは「何もかも(津波で)流されてしまい、忘れずに来ていただいてうれしい」「うれしいです。予想もしない人から届いてたりね。同級生、東京からの」といった声が聞かれた。
届いた年賀状には震災からの復興を願うものが多く、仮設住宅で暮らす被災者は「今年は新たな気持ちで良い年を迎えることができた」と話していた。