高校生が仕込んだ焼酎の蔵開き　熊本

　４日、焼酎の生産が盛んな熊本・球磨地方にある高校で１０年に造られた焼酎の蔵開きがあり、当時、製造した卒業生が集まって焼酎を味わった。

　熊本・あさぎり町の県立南陵高校では、０５年度に焼酎乙類の試験製造免許を取得していて、食品科学科の３年生が毎年秋に授業で焼酎の仕込みをしている。

　４日の蔵開きには、成人式を終えたばかりの卒業生たちが集まり、２０歳になった卒業生は、１０年に自分たちが仕込んだ焼酎を試飲した。焼酎の仕込みに使ったコメ「ヒノヒカリ」も高校で栽培されたもので、当時は香りを楽しんだだけだったが、卒業生たちは、球磨焼酎ならではの「ガラ」と呼ばれるとっくりと「チョク」と呼ばれる杯で酌み交わしていた。