沖縄県、埋め立て用の環境評価書を正式受理

　アメリカ軍普天間基地（沖縄・宜野湾市）移設問題で、沖縄県は５日、移設に先立つ海面の埋め立て用の環境影響評価書を正式に受理した。

　県庁では５日朝から、担当課の職員が、先月２８日未明に沖縄防衛局が県庁に運び込んだ埋め立て用の環境影響評価書を点検し、様式が調っているかなどを確認した上で正式に受理した。

　一方、５日昼前、沖縄防衛局の職員らが、沖縄県条例に基づく飛行場建設用の環境影響評価書のうち、先月末に搬入しきれなかった分を県庁の担当課に届けた。これで全ての評価書が沖縄県に届いたことになる。

　これを受け、仲井真県知事は、埋め立てについては３月下旬までに、飛行場建設については受理されれば２月中旬までに、環境影響をめぐる意見を出すことになる。