同じ砕石場でとれた石、200社超で販売
福島・二本松市のマンションから比較的高い放射線量が確認された問題で、同じ砕石場でとれた石は、200を超える建設会社に販売されたことがわかった。
比較的高い放射線量が確認された二本松市のマンションでは、計画的避難区域にある福島・浪江町の砕石場でとれ、屋外に保管されていた石が土台に使われていた。同じ砕石場でとれた石は県内17の建設会社と2つの生コン会社に出荷され、生コン会社を通じて200を超える建設会社に販売されていた。
この問題を受け、国は計画的避難区域や特定避難勧奨地点などがある5市町村の計17か所の砕石場にも範囲を広げ、石の流通経路の調査や放射線量の測定などを急ぐことにしている。