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2012年1月20日 22:28

福島・浪江町の砕石場を調査 汚染状況確認

福島・浪江町の砕石場を調査 汚染状況確認
(c)NNN

 福島第一原子力発電所事故の計画的避難区域にある福島・浪江町の砕石場の石が各地の工事に使われていた問題で、県は20日、この砕石場で汚染の状況などを確認するために現地調査を行った。

 この砕石場は、福島第一原発から北西に約21キロの浪江町南津島の計画的避難区域にあり、ここから採取された石が災害復旧工事など県内各地の工事で使われていた。

 調査の目的は汚染源の特定や汚染状況を確認することで、20日は、県と国の担当者が、砕石会社の社長から当時の状況などを聴き取りながら、敷地内のポイントごとに放射線量を測定し、石や土のサンプルを採取した。

 石の保管場所の周辺では、空間の放射線量が毎時15~20マイクロシーベルトだったが、実際に石を採取する現場の周辺はさらに線量が高くなった。現地調査は約3時間で終わり、県によると、空間線量は最大で毎時40マイクロシーベルト、出荷されずに保管場所に残されていた石の表面からは最大で毎時10マイクロシーベルトが確認された。

 砕石会社の社長は「放射能を前提に砕石業をやってきませんでしたし、(原発が)爆発して汚染されたのは事実ですから。石(の線量)が高い低いではなく、汚染されているのは事実だと思う」と話している。

 県はサンプルとして採取した石や土の分析を急ぐとともに、他にも汚染された石が流通していないか、来週以降、警戒区域などにある27か所の砕石場などの現地調査を行う方針。