東海第二原発再稼働、慎重対応を～茨城知事

　茨城・橋本昌県知事は２５日、枝野経産相と会談し、現在、定期検査中の東海第二原子力発電所の再稼働について慎重な対応を取るよう求めた。

　橋本知事は、東海第二原発を再稼働させるかどうかについては、半径３０キロメートル圏内に１００万人が住んでいることや、運転開始から３４年目に入っていることなどを十分勘案した上で決定してほしいと求めた。これに対して枝野経産相は、再稼働に向けて「地元との話し合いが重要になるので、十分話し合いをしたい」と述べた。

　会談後、橋本知事は記者団に対し、政府が再稼働の前提としているストレステストは再稼働の条件の一部にしかならず、ストレステストだけでは再稼働は決められないとの考えを示した。