被災地出向の警官200人の壮行会 警視庁

東日本大震災の被災地(岩手・宮城・福島3県)の警察に対し、警視庁から200人の警察官を出向者として派遣することになり、警視庁本部で26日、壮行式が行われた。
被災3県では、治安の悪化も懸念されていることから、全国の警察から計750人の警察官を派遣することが決まっている。警視庁からは今回、200人の警察官を被災3県に出向させることになった。
派遣される警察官には被災地の出身者もいて、岩手・陸前高田市出身の山田拓利巡査部長(32)は「実家が流されて、多数の知人、友人が犠牲になりました。生まれ育った故郷にぜひとも貢献したいと、出向を強く希望しました」と話した。
派遣される警察官は、被災地で1年間、捜査や警戒活動にあたることになる。