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トマトから脂肪燃焼に効く成分検出

2012年2月10日 12:16
トマトから脂肪燃焼に効く成分検出

 京都大学などの研究グループは、トマトに含まれる成分から脂肪の燃焼に効果がある物質を世界で初めて特定した。

 発表によると、京都大学・河田照雄教授らがトマトの成分を分析したところ、リノール酸の仲間にあたる「13-oxo-ODA」という成分を今回初めて検出した。この成分を与えたマウスと与えないマウスで比較実験を行ったところ、4週間後、成分を与えたマウスは血液や肝臓内の中性脂肪が約30%、血糖値は25%減少したという。

 河田教授「(Qヒトへの効果が期待できる量は?)一食あたり2個、朝・昼・晩で一日6個取っていただかないといけない。ジュースなら(一食あたり)200ミリリットルのコップ1杯で、朝・昼・晩1杯ずつという分量」

 品種改良が進み、この成分を増やしたトマトが開発できれば、ヒトへの効果も大いに期待が持てるということで、今後の研究が注目される。