天皇陛下 順調に回復、ICUから病室に

18日に東京・文京区の東大病院で心臓の冠動脈のバイパス手術を受けた天皇陛下は、順調に回復されている。陛下は20日午前11時頃、ICU(=集中治療室)から車椅子で特別病室に戻られた。
宮内庁によると、陛下はベッドからおり、脇に置いてある椅子に座って過ごされるなど、術後の経過は順調だという。陛下は19日に水を飲まれた他、食事を開始された。「新聞や本を持ってきてほしい」と話され、目を通されているという。また、立ち上がったり、集中治療室の中を少し歩かれたりして、リハビリも始めているという。
連日お見舞いされている皇后さまは20日午前10時半頃、病院に到着された。20日は病院に宿泊されるという。
陛下は今週半ば頃からは、歩き回ったり、軽い運動をされたりして、心臓の機能を回復するための本格的なリハビリを始められる予定。心臓に血液がきちんと流れているかなどの確認も行われ、このまま順調に回復されれば、あと約10日で退院できる見込み。