原発事故調査委、海外の専門家と意見交換

政府の原発事故調査検証委員会は24日、海外から原子力の専門家を招いて、委員会が去年末に公表した中間報告についての意見交換を行った。
会合には、アメリカ原子力規制委員会(=NRC)・メザーブ元委員長ら海外から5人の専門家が参加し、福島第一原子力発電所事故を受けて各国が原発の安全確認を進めている現状が報告された。
フランス・ラコステ原子力安全庁長官は「フランスでは重大事故を想定した訓練を日頃から行っており、そこが日本とは違う」などと、原発事故に対する日本の想定の甘さを指摘した。
また、事故の後、いつから原子炉の燃料が溶け始めたのかなどの事実関係についても、政府事故調が独自の解析を行い、7月末にまとめる最終報告書に盛り込む方針が示された。
意見交換会は25日も行われる。