天草地方の春の風物詩…シロウオ漁が本格化

熊本・天草地方の春の風物詩・シロウオ漁が本格的に始まった。
シロウオはハゼ科の半透明な魚で、体長は約4センチ。天ぷらや躍り食い、吸い物などの材料として出荷される。
漁は、産卵のために川を遡ってくるこの時期に行われ、天草市の大宮地川の河口では、今月中旬から始まった。四手網と呼ばれる2メートル四方の細かい目の網を川底に沈め、シロウオが網の上を通る時に一気に引き上げる方法で行われる。
約10年前から漁を始めた本田秀樹さんは「今年は寒さでまだ水揚げは少ないが、これから暖かくなるので期待したい」と話していた。
シロウオ漁は来月いっぱい行われる。