のみ込む手口急増…覚醒剤密輸、平成で最多
11年に全国の警察が摘発した覚醒剤密輸事件は186件で、平成になって最も多かったことがわかった。
警察庁のまとめによると、11年に全国で摘発された覚醒剤密輸事件は、10年より54件増えて186件に上り、平成になって最多となった。そのうち約8割は、航空機の乗客を装った「運び屋」によるものだった。二重底のスーツケースなどに隠す手口の他、アルミはくなどに包み、のみ込んで持ち込む手口が38件と、10年に比べて3倍に急増しているという。
11年9月に逮捕されたカメルーン人は、アルミはくで約10センチの大きさに包んだ覚醒剤を65個のみ込んで密輸していた。