逃げたペンギン、目撃情報なし 東京

4日、東京・江戸川区の葛西臨海水族園で飼育されているペンギンが逃げ出したことがわかり、5日も職員が近くの海を捜索しているが、目撃情報などは入っていない。
逃げ出したのは水族園で飼育されている135羽のフンボルトペンギンのうちの1羽で、4日昼頃、水族園近くの旧江戸川河口付近でバードウオッチングをしていた人から「東京湾をペンギンが泳いでいる」と連絡があった。ペンギンは、飼育小屋の中の岩を乗り越えて外に出たとみられている。
5日朝から職員が2人態勢で周辺の海などを捜しているが見つかっておらず、目撃情報なども入っていない。
水族園によると、逃げたペンギンは生後1年の幼鳥で、体長は約60~70センチ、右の翼に黄色のリングを2つつけている。水族園は「ペンギンを見かけた際には捕まえたりせず、連絡してほしい」と呼びかけている。