首都高速道路 老朽化で建て替えなどを議論

「首都高速道路」は5日、道路の老朽化が進んでいることから、建て替えも含めた今後の維持管理について有識者らが話し合う会議を始めた。
首都高速道路は、約300キロの道路のうち、都心環状線や1号羽田線など、建設から40年以上たつものが約3割を占めている。また、大型車の交通量も、都内の一般道路の約5倍と過酷な使用状況になっていて、橋脚にひびが入るなどの損傷も増えている。
首都高速道路はこのため、有識者らを集めて今後の維持管理のあり方について議論する調査研究委員会を設置し、5日から検討に入った。委員会は、老朽化した道路の補修を行いながら維持管理を続けていくためはコストもかかることから、建て替えも検討することにしていて、年内に提言をまとめる方針。