大阪府警警部、紛失のたばこの吸い殻ねつ造

大阪府警の男性警部が、事件の証拠品として保管していたたばこの吸い殻が紛失していることを知り、別の吸い殻を用意して証拠品をねつ造していたことがわかった。
ねつ造した疑いが持たれているのは、大阪府警福島署の刑事課長だった55歳の男性警部。警察によると、03年、大阪市内で起きた事件現場に残されていたたばこの吸い殻を証拠品として福島署で保管していたが、紛失していることに気づいた部下が男性警部に相談したところ、警部は同じ銘柄の吸い殻を自ら用意したという。警部は「紛失の発覚を免れるため、自分が道路で拾った吸い殻を使った」と認めていて、警察は今後、証拠隠滅の疑いで立件する方針。
大阪府警では6日、飲酒検問でアルコール測定値をねつ造したとして、警部補が逮捕されたばかりだった。