ドナルド・キーンさんが日本国籍を取得
日本文学研究の第一人者であるドナルド・キーンさん(89)が日本国籍を取得し、30年以上住んでいる東京・北区の区役所で8日午後、喜びの会見を行った。
キーンさんは東日本大震災の後、多くの外国人が日本を離れるのを残念に思い、「自分は日本にずっと住みたい」と日本国籍を取得することを決めたという。
キーンさんは、名前を「鬼怒鳴門」と自身の穏やかな印象とはかけ離れた漢字にし、漢字で書かれた新しい名刺を記者に配るなどした。キーンさんは「私は言葉遊びが好きです。鬼が怒ることは私らしくない。鬼であるかは、あなた方の判断に任せます」と話した。