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富士山の世界遺産登録に向け省庁などが会合

2012年3月12日 17:31
富士山の世界遺産登録に向け省庁などが会合

 富士山の世界文化遺産登録に向け、国と関係自治体などが連携して取り組むため、12日に初めての会合が開かれた。

 初会合には、文化庁や環境省の関係省庁の他、静岡県と山梨県も参加した。

 会議では、今年夏に行われるユネスコ(=国連教育・科学・文化機関)諮問機関による現地調査への対応などが話し合われた他、遺産を構成する7万ヘクタールを超える広大な面積の管理体制や、静岡・山梨両県以外にも遺産登録に向けた動きの盛り上がりを現地調査でどのようにアピールするかが重要との意見が出た。

 細野環境相は「世界に対して日本が(東日本大震災から)元気に立ち上がったということを示す象徴にも、富士山の世界文化遺産の登録がなるのではないか」と述べた。

 政府は1月、富士山の世界遺産推薦書をユネスコ世界遺産センターに提出していて、13年度の登録を目指している。